履歴書の資格欄に自動車免許しか書くことがないと、何となく物足りない
感じがすることがあるかも知れません。
転職活動で資格を持つ必要性は、財務や法務などの専門性の高い職種であれば
関連する資格を持っていることが、必須または優遇されるケースはあります。
しかし、一般事務職では資格を取得していなければならないというケースは
そう多くありません。
一般事務という職種は幅広い分野に及びますが、その大部分は資格よりも
コミュニケーション能力や仕事に対する意欲など、一般的なスキルや
仕事に対する姿勢を重視することが多いためです。
では、一般事務では資格は役に立たないのか?
そうではありません。
■資格を持っているということがアピールになる
仕事に直接関係のない資格(例えば、趣味・スポーツの資格)は
必ずしも履歴書に書く必要はないですが、簿記やパソコンの資格(MOSなど)、
宅建、英検、TOEICなどを持っているなら必ず書きましょう。
想定された業務に役に立つ資格ならアピールになりますし、
そうでなくてもその資格を取るための努力や向上心、合格という結果を
獲得したことは評価されるでしょう。
もちろん、なぜその資格を取ったのか、どう役立つと思うかなどを
アピールできたら完璧です。
■事務職の経験が浅い場合
職務経歴書でこれといった事務業務の実績を書くことができない場合、
簿記やパソコン資格を取っておくことであなたのポテンシャルを
感じてもらうことができます。
パソコン資格はあなたのパソコンスキルの証明になります。
これから取得を目指すならMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)が
いいでしょう。
また、経理、会計のポジションは比較的需要があることから、
簿記資格を持っていると事務アシスタントとして選考ポジションの幅が
広がります。
日商簿記2級を持っていれば、更に可能性が広がります。
ビジネス能力検定、秘書検定などもお勧めです。
■転職が上手くいかないなら、資格取得で戦力増強も有効
資格があるだけで全てが上手くいくものではありませんし、
それ以上にアピールできる実務経験などがあれば不要かも
知れません。
しかし、書類選考や面接の際、選考を有利に進めるために
良い材料となることは間違いないです。
これから取ろうと思ったら、MOS、簿記あたりから始めては
いかがでしょうか。
以上のように資格がないと不利ということではなく、
あれば有利に選考を進める武器になるということです。
しかし、資格を取っただけで満足してはいけません。
それをどう応募書類でそして面接でアピールできるかが、
内定を勝ち取る要となります。