一般事務職求人を見ると、年収250万円から300万円程度で募集している企業が
多く、これはフルタイム勤務であれば健常者も障がい者も変わりありません。
では、もっと年収を増やすにはどうすればいいでしょうか。
(1)現職でのアップが難しそうな場合
■思い切って転職する
今の会社にいても昇給が見込めないということもあるでしょう。
転職の目的のひとつが給与アップだと思います。
今が契約社員なら正社員求人に応募して給与アップを目指すことも
ひとつですが、正社員採用が給与アップにつながるとは限りません。
まずは、これはと思った求人企業を調べてみましょう。
(2)給与アップのために、転職前に考えること
■業界を考える
障がい者雇用を行っている企業は金融、メーカー、サービスなど
様々な業界です。
どの業界で働くかということも給与に影響してきます。
1.現職と同じ業界、職種で経験者採用として給与アップを考える
例えば、不動産の事務経験が応募先不動産会社が求めている経験と
マッチすれば給与アップにつながります。
2.給与水準が高い業界に転職する
例えば、金融業界、中でも外資系金融企業は同じ一般事務でも
給与が高めの傾向があります。
■専門的なスキルを身につける
いわゆる一般事務職からキャリアアップして、人事・総務、法務、
財務・経理などの資格取得も含めた専門スキルを習得し
実務経験を積むことで給与アップが見込めます。
または、例えば転職の際に、経理職の募集でその条件を満たしていれば
大幅な処遇改善も期待できます。
技術職も同様なことが当てはまります。
(3)転職活動の際にやるべきこと
■応募書類で経験、スキルを表現する
給与アップの可能性がある求人に応募する場合、職務経歴書などで
あなたの実績をアピールする必要があります。
信頼のおける人材紹介エージェントのコンサルタントと密に話し合い、
どのようなアピールの仕方が効果的かアドバイスを受けましょう。
障がい者雇用の場合、障害をどうカバーして結果を残してきたかを
書くことも重要です。
■面接で実績をアピールする
外資系企業など特に能力重視の企業であれば、面接の自己アピール
が合否の他、入社後の給与に大きく影響します。
前職、現職の実績は、定性的よりも定量的に話します。
いつからいつまで、どれくらいの期間に、どのような結果を残したのか、
具体的な数字をもとに伝えることが重要です。
例えば、採用業務なら「昨年1年間の採用目標が50名で、例年の実績は
その8割であったが自分が関わった昨年は9割の45名を採用できた」など。
面接官に「この人なら自社の仕事を任せられそうだ」と印象付ける
ことが大切です。
しかし、このようなことは行き当たりばったりでは上手くアピール
できないものです。人材紹介エージェントのコンサルタントと
納得いくまで面接対策・準備を行いましょう。
以上のことを実践して、クオキャリアから年収400万円、500万円
の転職を成功させた障がい者の方々がいらっしゃいます。
まずは弊社コンサルタントまでご相談ください。