☆面接官はここを見ている(面接前の立ち振る舞い編)
書類選考を通過して面接という段階になった時に、面接官は何を見て自分の合否を判断するのか?
ということが気になりますよね。
ここでは意外と忘れがちな、企業訪問から面接本番に至るまでのマナーについてお話ししましょう。
■遅刻は厳禁。これで不合格はもったいない
応募企業の最寄り駅にはゆとりを持って到着しましょう。時間に余裕を持っていれば、多少の電車遅延や駅から迷ってしまっても 遅刻を避けることができます。
それに、面接対策の最終見直しも行うことができ、また、暑い日は汗がひく間も取れるでしょう。
それでも、万一遅刻しそうになったら、途中駅で下車するなど必ず開始時間前に エージェントまたは企業の担当者に連絡して指示を仰ぐことことが必須です。
時間どおりに面接室に案内されても、待たされることがあるかも知れません。
しかし、応募者が何も連絡しないで1分でも遅刻することは避けなければなりません。
遅刻したために面接本番ではギクシャクした内容になってしまい、不合格になったという 話はよくあります。
■応募企業のオフィスに入った時から選考は始まっている
よく応募企業の最寄り駅に降りた時から選考は始まっていると言われます。少し極端ですが、これは応募企業の近くにはその社員とすれ違う可能性があり、 見られているかも知れないということを表しています。
少なくとも応募企業のビルに入った瞬間からは見られていると思いましょう。
エレベータ、廊下などでまだ見ぬ面接官とばったり会っているかも知れません。
また、受付では名乗ることになるので、しっかり見られています。
採用担当者が選考の判断材料として受付に聞いている可能性だってあります。
かといって何か特別な対策をするというものではなく、常識的な身だしなみ、 言葉遣いさえできていれば大丈夫です。
ただ、油断は大敵です。雨や風の強い日などに身だしなみが乱れたまま 受付に行ってしまったらだらしない印象を持たれてしまいます。
身だしなみを整えなおす余裕を持って訪問しましょう。
■受付は時間ぎりぎりでも早すぎてもいけません
面接開始時間ぎりぎりに受付するのもあまり早すぎるのもマナー違反です。約束時間の5分前ぐらいに受付しましょう。
ただし、受付が1階でそれから上層階に上がらなければならない場合や、 午後1時開始などの場合は昼休み明けでエレベータが混むことが考えられます。
その際は、10分前に受付するなど臨機応変に対応しましょう。
また、冬は入り口でコートを脱ぎ、夏は脱いでいたスーツの上着を着ましょう。
そして、入室前に携帯電話は必ずオフにしておきましょう。
マナーよく訪問することが評価をあげます。
■面接室に案内されたら
先に面接用の会議室に案内されたら、落ち着いて面接官を待ちましょう。その間に、机に筆記用具を出しておく、携帯電話がオフになっているかも 今一度確認しておきましょう。
■面接官の入室
ドアをノックされ面接官が入ってきました。スッと立ち上がり挨拶をすることになります。
その際の注意点として、
- 椅子はきちんと机の下に入れましょう。
- 立つ位置は、椅子の左右で迷いますが、椅子に対してドア側に立ちましょう。
そして、挨拶となります。 - 名前を言い「本日はよろしくお願いいたします。」と元気よく笑顔で挨拶をします。
- 挨拶を言い切った後に、お辞儀をします。※話しながらお辞儀をしてはいけません。
その後、席に着く際は、「どうぞお掛けください」と言われてから、「失礼いたします」と言い、 着席します。
以上のようなことを慎重に行うことで、面接官に好印象を持っていただいた上で、 本題の面接にスムーズに入ることができます。
もちろん障がいの関係で受付でスムースにコミュニケーションが取れない場合、上着を素早く来たり脱いだりできない場合、面接室でぱっと立ち上がることができない場合など、いろいろなケースがあると思います。
まずは自分ができることをしっかりやって、出来ないことについては事後で良いのでちゃんと相手に伝えるように心がけてくださいね。