障がい者求人でもっとも多い職種は「一般事務」です。
求職者の経験職種、希望職種もやはり一般事務がもっとも多いと
思われます。
では、一般事務とはどういった職種なのでしょう?
そもそも一般事務って何をやる人?、という問いに正確に
答えられる人は多くないかと思います。
実際に一般事務をやっていると考えている人たちの中にも複数の
見方があるようです。
1.主担当がいて、その人を事務の面でサポートするアシスタント業務
2.それほど専門的な業務ではないが、特定の領域の事務業務
3.いわゆる庶務(指示されたことをなんでもやる)
実は一般事務って日本だけの言葉ですし、会社によっても
(場合によっては人によっても)微妙に意味が違うようです。
ただ、基本的な資質として、以下のことは求められがちですね。
・一般レベル(以上)のコミュニケーション能力
・一般レベル(以上)のPCスキル
・機動性(腰の軽さ)
なんともあいまいなレベル感で、頭を抱えてしまいますね。
欧米の企業では、上から下まで役割がはっきり決まっていて、
良くも悪くもドライです。
アシスタント業務って言っても、何をアシストするかが明確に
なっていて、それが雇用契約書に書かれているわけです。
だから、最近はやりの「同一労働同一賃金」が実現できている
のであって、日本のように役割がはっきりしない職種(一般事務
に限りません)の場合、何が同一なのかが定義できないため、
実現が難しいんですね。
そうは言っても、一般事務としてしっかり仕事をできている方
もたくさんいらっしゃいますし、専門性が高くないという意味
においては、比較的職歴が短い方でも努力次第で今まではこな
せてきたのではないかと思います。
今後は、大きなトレンドとして社員の役割の明確化が日本企業
にも求めらるようになってきているので、磨くべきスキルや
必要な経験も明確になっていくのではないでしょうか。
>一般事務って何だろう?Ⅱ